処理場・ポンプ場等の下水道施設の機能を保持し、効率的に運転するためには、日頃の維持管理が大切です。
①管理のための試験(水処理、汚泥処理の水質試験)②法定試験(放流水精密試験、排ガス分析等)
③監視のための試験(接続点、流入水の水質試験等)④その他
水処理施設内の下水を採取しています。
計測点の下水を採取しています。 各家庭から流された下水が合流するところ。
全窒素、全りん濃度を分光光度計で測定しています。
COD(化学的酸素要求量)の分析をしています。 有機物(汚濁物)の濃度測定。
反応槽の活性汚泥中の微生物の状況を顕微鏡で測定しています。
塩化物イオン濃度などをイオンクロマトグラフィーで測定しています。
中央監視室にて、汚水流入量、水位、反応槽への酸素供給量、施設の運転状況等を監視、制御しています。
油などの悪水流入時の対応
1. 中央監視室で監視カメラに写っている悪質流入を確認している。
2. 浄化センター入り口(沈砂池)にて悪水流入確認(油)。
3. シートに油を吸着させている。
4. 人力にて油を除去している。
5. 流れてきた油を除去した結果、 これだけありました。
このように油が流れてくると、浄化センターでは処理できない。 吸着シート等で人力により排除しているので大変苦労しています。 下水道には油を流さないようにお願いします。
処理場施設(スクリーン設備、ポンプ設備、汚泥掻寄機、ブロワ設備、電気盤、配電盤、脱臭設備、汚泥脱水設備、焼却炉、砂ろ過設備等)、中継ポンプ場、計測点の様々な機械・電気設備を定期的に保守点検し、維持管理に努めています。
処理場の汚水ポンプを保守点検しています。
処理場の電気盤を保守点検しています。
常圧浮上濃縮機の液位調節装置を保守点検しています。
ベルトプレス脱水機を保守点検しています。
接続点のPH計を洗浄しています。
中継ポンプのオイルを交換しています。
保守・点検により不具合があったもの、もしくは突発的に不具合が生じた設備を修繕し、適正な運転管理を行っています。
水質・汚泥試験結果、電気使用量、脱水ケーキ発生量、搬出量等の汚泥処理運転、流入水量等の記録、修繕や保全の内容や結果を県に報告しています。